「世界遺産検定」1級合格
<これまでのセカケン歴>
2020年の夏に、世界遺産検定(セカケン)3級と2級を受けて簡単に合格。その後の9月に、京都と奈良を旅行して世界遺産巡りして「勉強」。その勢いで12月に1級に挑戦するも、合格点に届かず。更に、2021年夏に捲土重来を期するも再度敗退。原因は、己(おのれ)の努力不足、実力不足に間違いないが、受験生の「学力」が上がったことも一因だろう。過去問と比較して問題の易化はなく、むしろやや難化かもしれない。にもかかわらず合格基準点が上昇しているのだ。
<セカケン受験生の現状>
なぜ受験生のレベルが上がったか―コロナのせいである。「外出自粛」で家にいる時間が長くなり(「在宅勤務」も寄与しているだろう)、したがって勉強時間が長くなったに違いない。事実、受験会場で試験前の時間に、サラリーマン風の中年男性の何人かが大学受験生宛(さなが)ら綺麗にまとめたノートやカードを見て「直前学習」していた。そこまでの意欲がなく、過去問題集と公式テキスト(+一般向けの写真の多い「世界遺産本」)を読むだけの勉強しかしていない私は、「すごいなぁ」と感心したものだ。
<苦節(?)1年強の勉強の末に・・・>
2021年12月、満を持して3回目のトライ。今回もやはり、過去問、テキストを繰り返す学習しかできなかった。なにしろ千以上もある世界遺産、情報が多くて覚えきれない。若き中高生時代、歴史や地理は好きだったが、理系だったため、(どうしても理科・数学に時間がかかり)あまり勉強できなかった。だから、大学入学試験で、地理、世界史、日本史を一生懸命に勉強したことのある人は世界遺産検定に有利である。特に世界史の知識があると絶対的に有利であることは明白だ。
2020年は、コロナの影響で世界遺産委員会が開催されず、したがって、世界遺産新規登録がなかったため、2021年に2年分の登録が発表された。今回の試験で絶対出題されると思い、当然、従来の問題集・テキストでは対応できないから新聞やネット情報を調べて対策勉強をしたつもりだが、十分の準備ができず、日本の2件(奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島、北海道・北東北の縄文遺跡群)と世界の新規登録分で合計5問出題されたが、3問しか正解できなかったことが悔しい。
<漢検1級よりセカケンマイスターを>
何歳になっても「合格」の2文字は嬉しいものである。セカケン1級の上は「世界遺産検定マイスター」。次は、このマイスター試験に挑戦したい。現在の私の学力・実力・能力からして、何度も落第した漢検1級よりマイスター試験のほうが与(くみ)しやすいような気がする。